H23年度

　　6時00分：火入れ準備
　　6時30分：操業炉の過熱開始［空焚き約1時間］
　　7時30分：砂鉄投入、操業記録開始
　　8自30分：受付
　　9時00分：会長挨拶、実習日程等説明
　　9時20分：安全祈願神事
　10時00分：大原小児童参加、実習開始挨拶
　11時30分：映画「和鋼風土記」等
　12時00分：昼食
　12時40分：砂鉄投入終了
　13時00分：実演　①「鉄穴（かんな）流し」
　　　　　　　　　　　　②「刀匠による鍛冶」
　14時　　　：たたら炉解体、ケラ出し
　14時30分：集合写真、大原小児童実習終了
　15時30分：片付け、作業終了

［参加者］
　大原小：（5年：36名、職員：3名）
　ホッパの会：（会員：20名、協力会員：3名）

［参観者］
　いわてたたら研究会：5名
　一関市・支所及び市教委関係者：8名
　住田町教委（地元たたら研究会）：7名
　一般見学者：5名
　マスコミ：3社
　　(岩手日日、岩手日報、一関ケーブルTV）

［まとめ］
①大原小として２年目、大震災の年で不安な面もありましたが、皆様方のご協力で計画通りに実施できました。
②協力会員は宮城県大崎市の早坂刀匠を初め、被災地（大船渡市、気仙沼市）からも参加いただき感謝申し上げます。
③いわてたたら研究会、今年は住田町でも実施すると云うことで住田教委（地元の研究グループ）から、地元は一関市長を初め市教委・行政関係者、一般者等多くの方々が参観に訪れました。(総勢90名を超える参加者で、学習館が賑わいました。）
④児童は初体験で、36名と人数も多く事故等の心配もありましたが、事前指導でのみ込みも良く、大過なく実施できました。
⑤砂鉄30kgを還元目標にしているが、ここ数年不振気味で”鉄塊”は期待した量にならず、反省・考察が必要です。
⑥翌１５日は小学校に行き、日大・河野英一教授による「たたら製鉄」の特別授業をしました。
　　（なによりも、小学生が大学教授の授業を受けることに意義があります。）
⑦今年の砂鉄は、小学生が内野地区で採った砂鉄は20ｋｇ程度。不足分は、地元会員が採って用意しました。年々河川の状況も悪くなり、今後の課題は砂鉄の採取をどうするかです。
⑧たたら炉は今年も日大生の協力で短時間に製作できました。来年もこの方法で作りたいと思います。
⑨いわてたたら研究会員を始め、毎年参加してご協力いただく皆様方のお陰で無事終了できました。御礼申し上げます。
⑩次年度の実施予定日は、平成24年9月20日(木）と決定しました。来年度もご支援ご協力の程、よろしくお願いいたします。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ホッパの会事務局長　勝部欣一記）